2013-03-01

About Wordfast


今回は趣向を変えてWordfastについて書いてみます。

Wordfastは翻訳支援ソフトと呼ばれるもので、海外では非常に大きな勢力になっていたり、性能が良かったりするのですが、その割には日本ではほとんど知られていないので、もったいないなあと思っていました。なので、この機会にちょっと紹介できればと思います。

日本で翻訳支援ソフトで主流なものといえば、なによりもまずTradosでしょう。これは事実上のデファクトスタンダードとなっているおり、その他のソフトは当然ながら、Tradosが比較考察の対象となります。

Trados以外のソフトで、私が知っている(そして、少なくとも多少は触ったことがあるのは)、TratoolMemoQOmegaTTrans-AssistDeja-vuSDLXCatalystWordfast、旧I社のworldserverL社のLogoportあたりでしょうか。Tradosについては、2007以前と以後で、ほぼ別のソフトというべき状態なので、分けて考えた方が良いです。もちろん、全てのソフトに一長一短があります。


いくつかのソフトについて私の雑感を書いてみます。(あくまでも私見です。)

Tratool
おそらくこの分野では唯一のまともに動作する純国産ソフト。感覚的に言うならばSDLXの機能劣化版。シンプルな構成は好感が持てる半面、画面のナビゲーションやインタフェースがいかにも国産的でバタ臭い。機能面では、通常のTM上のセンテンスサーチに加えて、Tratool固有のフレーズサーチという機能が付いている。これは若干興味を引くが、多分あまり使わないだろう。残念ながら、Tratoolでは、(私の知る限り)ターゲット文書を強制的にtxtにする必要がある。もしいまだにそのレベルであれば、その時点で実用には適さない。

MemoQ
ネットワーク的な作業が前提となっている。設計も新しい。サポートや機能が十分にこなれているのであれば、翻訳会社が全面的に導入するという選択肢もあるかもしれないが、価格がネックか。開発やサポート動向の不透明感あり。

OmegaT
メリットは、無料であることと、Javaであることのみ。翻訳ソフトであることを忘れて、コンコーダンス機能を使って、自分用のTMX検索用ソフトのように使うことができるが、逆にいえば、それぐらいしか使用価値を思い浮かぶことができない

SDLX
事実上開発終了し、SDL Tradosとなった。さようなら。

worldserver
最悪のインタフェースで翻訳者にとっては悪夢じゃないだろうか。たしかにソースクライアント的には集中管理ができそうなインプレッションがあるので導入してみたいという誘惑に駆られるだろう。しかし、上手く使えないものを使っては翻訳文の品質も落ちるという明白な事実に、この高価なシステムはいったい誰得?と思わざるを得ない。営業がわざわざ使いにくいものを上手に売っただけという印象。せめて翻訳インタフェースがTrados Studioぐらいになれば大化けする可能性もあるが、それはないだろうな。(なぜならば同じくSDL社のTradosが売れなくなることを意味するから。)いずれにしても大企業向けのシステムであり、翻訳者レベルでは考慮する対象では全くない。

Logoport
当初からネットワーク対応を図った動作概念や、サーバーTMを翻訳者用、校閲者用に分けることなど、当初斬新に思えた。しかし動作はもっさりしていた。LogoportTWに変わった以後はほとんど触ったことがないので、現在の状況はよく知らないが、いろいろな意味でTradosより優れていると感じた点が多々あった。ただ個人が触っても、ほとんどの機能の意味も良く分からないだろうし、無意味であったりする。また、少なくとも当時は背後でWord.dotファイルを使って動作しており、いまや翻訳ソフトとしてはあり得ない過去の設計。なにより、TMの置き場所がL社の管理下に置かれるという時点でほとんどL社以外にとっては意味の無い存在。いろいろな意味でL社の社内ツールでしかない。

Catalyst
ソフトウェア・ローカライズでUser Interfaceをやる人以外は手を出さないでよい。

Trados 2007以前
いかんせん設計には古さが目立つが、日本の翻訳業界ではまだまだ現役の存在 -- なぜならばバージョンアップにSDLにおカネを出すことに業界全体が辟易しているから。つまり後ろ向きな理由で生き残っているというのが、ちょっと切ない。ちょっとまえの日本語DTP業界のQuark 3.xのガラパゴス状況みたいだ。強いて言えば、FrameMakerファイルの処理については、Trados 2007 TagEditorを使ったワークフローが確立してしまっているので、そこはもうしばらく生き残るのではないだろうか。また、Trados Studioに移行したくなく、その他に選択肢の無い翻訳会社もTrados 2007を使い続けるしかないであろう。(でも最新のdocxxlsxTrados 2007で処理するなんて恐ろしくてできません。)逆にいえば、個人翻訳者にとっては2007を捨てずにHDに残しておくメリットはもうしばらくあります。くれぐれもTrados Studioにアップグレードするついでに削除してしまったりしないように!

Trados 2007以後
Trados Studioと名称を変えて再出発した。Tradosと名を売っているが、実際はSDLXにそっくり。SDL社はTrados社を買収したわけだが、実際にはそれによってTradosという存在を市場から封殺してSDLXにしたんだ、-- というのが私の印象。ファイルフォーマットも違う、ワークフローも違う、なにやらソフトが肥大化している、Adobeみたいに隔年バージョンアップでお金を取られる。当然業界は騒然としてだれもTrados Studioには手を出さずにTrados 2007を使い続けることを選択した。そしてSDL社は、Trados Studioへの移行プランをあれやこれやと提案する。というがこの5年ぐらいの状況では?

Trados Studioを使うということは、今後数年間、経常利益のうち一定割合を 年金のごとく-- SDLに支払い続けるということを意味します。それを肯定できる翻訳会社はあまりないでしょう。ソースクライアントにとっては、特に、さいきん翻訳部署を立ち上げました!的な人たちにとっては、そこまでの認識はないことが普通です。大手企業であっても、翻訳担当室の担当者、またはその周囲にいる数名の人の分だけライセンスを購入するのがほとんどだと思います。それならばあまり問題はありません。しかし翻訳会社にとってはこれがまた厄介です。登録翻訳者が50名や100名いたら、その人の分だけライセンスを準備するのでしょうか?もちろん、そんなことはありえません。(当然何とかするでしょうが。)では、肝心の機能強化はどうでしょうか? 強いて言えばTMの「コンテキスト・マッチ」に関わる機能は良い方向に向かっていると感じますが、まともに動作するかどうかは全く別問題です。いずれにせよ非生産的マターがおおく、それらはコストダウンにも翻訳レベルにもメリットはあまりありません

ではWordfastは?

性能のバランスが良いです。Trados Studioと同レベルの機能とインタフェースを有しているし、ネットワークも前提としている。PM機能も充実している(Trados Studioのように無駄/余計な機能で複雑になっていません)。操作体系はシンプルで、現時点で最も洗練されているソフトの一つでしょう。MS Office系のファイル形式はほとんど問題なく処理できます。開発力もしっかりしている(日本語開発力という点ではやや不明かも)。しかもMac/Unix版がそろっているのは、OmegaTWordfastだけではないだろうか?

そして、OmegaTのようなフリーウェアを除けば、おそらくもっとも安い。

ではデメリットは何かないだろうか?
最大のデメリットははっきりと分かります。それは、FrameMakerIndesignの内部タグが扱いづらいことです。これだけは、すでに確立しているTrados系のワークフローほど効率よく作業できないでしょう。FrameMakerIndesginのプロジェクトが多発している場合は、Wordfastを第1選択候補にしないほうが良いと思います。(少なくとも現時点では。)

次のデメリットは、Tradosに慣れ過ぎてしまっていることによる恐れでしょうか。また、日本語処理の"こなれ"という部分では、私の感じる範囲ではTradosに一日の長があります。


とまあそういう訳で、ざっくりと結論を言うと

・使い物にならなくても、0円がよい個人
  →OmegaT
・安くて普通のものが良い人、翻訳会社からTradosを指定されていない個人
  →Wordfast
・Mac / Unixな人
  →Wordfast
・すでにTrados 2007をもっており、それを変えたくない翻訳会社
  →そのままTrados 2007を使ってください
・高くて複雑なものが良い人、翻訳会社からTradosを指定された個人
  →最新版のTrados
・上記のいずれの選択肢にも違和感を感じる人
  →MemoQかなあ?

(自分で開発する、という選択肢はなしの前提で。)

です。(以上)






2012-11-24

TOPEAK RaceRocket HPC

携帯空気入れ再考

携帯用の空気入れは何が良いのか? 難しい問題だ。

もし路上でパンクした場合、確実にチューブを交換し走行可能な状態にならないといけない。ロングライドの途上や山道でのパンク修理の失敗は現実的に危険を伴うし、通勤ライドであっても確実に大きな影響を被る。

何か備えが必要です。万人にとってベストは方法はないかもしれませんが...。

TNI CO2インフレーター
私の場合、屋外でのトラブル対応にはCO2インフレーターで対応することにして、TNIのインフレーター「ダイヤルタイプヘッド(赤)」とボンベ2本を携帯しています。これはこれで評価が高いですね。









それに対して、携帯用の小型ポンプはどうも敬遠していた。なぜって、すごく大変そうなので。気温が30℃以上とか、あるいは5℃以下の環境で600回もポンピングしたくありません。仕事帰りの夜道なんて、考えるだけでグッタリしそうだ。

そこでこのTNIのインフレーター、使い勝手は非常に良いです。チューブのバルブに対してはねじ込み式で装着するので、(ただバルブに押し込むだけのタイプに比べて)より確実に空気を注入することができる。私は過去3〜4回ほど、実際にオンサイトでこのインフレーターを使っています。(そのうち一度は極低温の山中で、ワラにもすがる思いでバルブを開いたのでした。)

TNIのインフレータは評価が高く、ネガティブな意見はなさそうに見えます。しかし、100%の確実性が絶対にあるかというと、そうでもないんじゃないだろうかなあ、と思っている。

問題は、圧が思ったほど上がらないことです。

私がヘタクソなだけかもしれないが、気化熱を奪われて、バルブ周囲が急速に凍り付き、それによってバルブの「噛み合せ」がズレて、若干空気が漏れるような気がする。ボンベを1本使っても最大6~6.5気圧ぐらいまでにしかならない。なぜかな? たまさかの若干のモタツキで、1気圧ぐらいはロスしている感覚だ。(あえて言えば、私的には不可避です。) ボンベの容量の問題なのか分からないが、少なくとも私にとって、納得ができる100%確実な方法ではないなあ、と。

これは復帰性に関わる道具...、つまりこの道具が使えば結果がこうなるという予測性が100%でないと、なんか気持ち悪い。野外でのパンクなんて私の場合なら年に1回ぐらいでしょう。慣熟に劣ったヘタクソならば失敗する、というのでは信頼性に欠ける。

それではやはり、古くからある携帯式ポンプこそがベストなのか。

 * * *

携帯式ポンプの問題は、以下の通り。
  • 形状の特性上、力を込めて空気を入れにくい。
  • チューブのバルブと上手く口を合わせないと空気が漏れるので、実は結構難しい。
CO2インフレータの問題は、以下の通り。
  • 失敗するとそれまで。
  • 押し込み式の場合、口金の形状の相性が気になる。
  • 「ちょい足し」のようなカジュアルな使い方に向かない



_________________________

携帯用の小型ポンプとアダプターの組み合わせ



そこで補助ツールの出番です。携帯式の小型ポンプの利便性を改善する有名なソリューションがあります。

グランジ・ポンプ・アダプター
それは「グランジ・ポンプ・アダプター」と小型ポンプを組み合わせる方法です。グランジ・ポンプ・アダプターは神ツールと呼ばれているほどの有名な商品であるので、使い方はググればいくつか見つかるでしょう。簡単に言えば、ホース式のアダプターを小型携帯ポンプに組み合わせることで、充填時の操作性を劇的に改善させてくれます。


 * * *

だがここで、もう一つ別の方法を提案したい。

それはTOPEAK  "RaceRocket HPC"  と、米式-仏式アダプターを組み合わせる方法です。

TOPEAK / RaceRocket HPC




TOPEAK / RaceRocket HPC はシリンダーもハンドルもカーボン製の、軽量ロード用ポンプです。サイズ的にも申し分ない。最大の特徴は、ホースが組み込まれており、ホースを引き延ばして使用できることです。その時点で、グランジ・ポンプ・アダプターを使うよりもスマートな感じがする。


ただし、TOPEAK / RaceRocket HPC は、ただの「押し込み式」なので、そのままでは必ず安心できるとは言えません。差し込み角度は結構シビアであり、少しでもずれるとシューと漏れる。

そこで米式-仏式アダプターを組み合わせます。実際には写真のような感じ。これならバルブと口金の相性の心配もないでしょう。米式-仏式アダプターとして、私はパナレーサー "BFP-FV20 仏式バルブアダプター" を使っていますが、別に問題ありません。これ一つで150円ぐらい。



サイズ的にはTNIのインフレータと比較すれば以下のような感じ。

インフレーターの場合、ボンベは普通2本以上携帯するでしょう。すると、TOPEAKは (1) 容積/重量的に勝る、(2) 空気漏れがなく総合的に信頼性に勝る、(3) しかも手押し式なので「ちょい足し」も可能となる。スマートな方法じゃないかな?

TOPEAK / RaceRocket HPC と TNI CO2インフレータの比較

結局のところ、TNIのインフレーターを使うのか、小型ポンプを使うのか、私の中ではひとつの結論はない。ほんの10秒で6気圧でも入れば、問題のあったサイトから自宅まで自走できる可能性は高いし、それはそれで捨てがたいものがあります。逆に丸一日ロングライドせよと言われたら、迷わず RaceRocket HPC を選ぶかなあ...。

普段のツールボックスにはどちらを入れようか。

2012-05-06

Blissful bites and bikes: starting a new style life


New Life !

去年の3月に仮住まいに
引っ越してからちょうど1年。
ようやく出来上がった新居に
この春に引っ越しました。
注文住宅です。

子育てや仕事の忙しさもあって、
週末は全く乗れていません。
ただ、通勤ではがんがん乗っています。
距離は変わらず片道26km。

この程度の距離ならば真夏でも真冬でも、全く大丈夫。

(カロリックには
 無補給でも大丈夫。
 ただ電解質が欠乏するようで、
 仕事に向かう前に、
 スポドリとか補給した方が良い。) 


Life Style

子供を保育園に送るのと、
ロードバイクのジテツーを両立。

まずはチャイルドシートを
つけた自転車(アンジェリーノ)で、
保育園に子供を預け、
お布団や着替えやおむつのセットをし、
それから急ぎ、一度帰宅して、
ロードバイクに乗り直して、
一路仕事へ。

職場の仲間に言うと、
みんな「大変そう、、、」
とびっくりしますが、
私にしてみれば
自転車に乗る時間が増えただけで、
それほどのことでは。

自転車乗りってのは
我ながらたくましい。

私が自転車乗りでなければ、
車なしでは
やってられなかったんじゃないだろうか。

自転車乗りで
得したな。

* * *

新居のカーポートで
簡単な整備が出来るように、
スタンドを購入しました。

Topeak "Prep Stand Max"

使い勝手は良いです。
腰を曲げずに
バイクをいじれるのは
やっぱり、いいです。

バイクをマウントして、
クランクをまわしながら
少しメンテをするぐらいならば
全く問題ありません。

唯一の欠点は、BB付近と
ダウンチューブでバイクを
フィックスする構造のため、

たとえばBBや、BB部分の裏側
(よくケーブルが通っているところ)
は、まったくアクセスできないこと。

それはまあ、このような商品を
購入するような人にとっては
自明のことでしょうが、、、。



And ...

子供が5/8に2歳になります。
お祝いに自転車を買いました。

もともと子供が欲しがって
いたもので、
お店で「欲しい欲しい」の
ギャン泣きされたことも。

買ってあげたら、
案の定、子供は大喜びでした。

すでに乗り回しています。
(押すのは、親ですが。)
大のお気に入り。

Enjoy Ride Life ! 


2012-05-05

Revisiting the lubrication / Bliss


ルブリ再考
新居から通勤で走り始めて1年。
片道は26km。

通勤用のマシンの
セットアップの好みも、
多少は変わってきた。

もともとチェーンオイルは、
Finish LineのCeramic Wax Lubを
使っていた。だけど、、、。

通勤用としては耐久性がない。
継ぎ足しながら使っても
2、3日で、チェーンが
カリカリ、、、と音鳴りしてくる。

うーん、、、

そして「継ぎ足し」しながら
頻繁に使うにしては、
毎度のこと、どうも「浸透性」が
悪いと感じてしまう。

たしかにチェーンは、
ある程度キレイに保てるので
メリットはあるけれど、
そのために大切な
性能を犠牲にするのも
我慢大会っぽいなあ、と。
キレイのみにこだわるのは
もうやめることにした。

その後、いくつかのタイプを
試しながら、、、

いまはWako'sの
「チェーンルブ」
使い始めている。

ハーフ・ウェットタイプ。
たぶん、若干粘度が強い感じ。

まず浸透性はとてもいい。
これはメンテルーブ譲りだろう。
ルブが発砲しながら、
隙間に広がっていくのが
気持ちいい。

潤滑性、耐久性、防塵性は
テストライドしている限りでは
良好そうに思えるけど、、、
まあ、1000kmぐらいは
走ってみようと思う。

そして(意外と)最大のポイントは、
スプレーノズル付属型であること。
メンテナンスは日々のルーチンなので、
そういう部分でしっかりしているのは
とても大事。

Wako'sは、他にも愛用している
BC-2、BC-9も
すべてそうなのところが
とてもいい。

他社で、もっと性能のよい
ケミカルがあるのは
知っているが、
製品構成の考え方が分かりやすく、
素人にも扱いやすく、
日々のメンテでルーチン化しやすく、
なおかつ商品入手性が良いもの、、、。

ということで、最近では、
デグリーズから一連の流れは
Wako'sで固まってきたようだ。

最近の流れ
  1. 脱脂用の使い捨てクリーナー(ナプキン的なもの)を使って、チェーンの汚れを荒く落とす。
  2. チェーン全周にBC-2を薄くふきつける。薄くでよい。
  3. 歯ブラシで、チェーンをこする。ここで、汚れがだいたい浮き上がっている。
  4. 片手にタオルをそえて、BC-9をブワーっとふきつけて、浮き上がった汚れを流し出す。
  5. チェーンが乾くまで、多少の時間はかかる。その間、フレームの汚れをぞうきんで拭き取る。
  6. ChainLubをふきつける。コマとピンに、小刻みに吹き付けてゆくが、プレートにはかけない。(なんとなく、そのような気持ちでふきつける。)
  7. チェーンをグルグルと20回ぐらい回転。次に、ティッシュを添えて、よけいなオイルを拭き取れるようにしながら、チェーンをグルグルと20回ぐらい回転させる。
  8. おわり。




備忘録

5/4、ガラスコートワックス、ブリスを施行しました。(半年に一度)

ブリスは、本来
自動車用なのですが、
カーボンの塗装面を
保護するため、
自転車にもオススメです。

2011-11-01

Groundbreaking

グラウンドブレーキング
いよいよ起工


建物の構造図、デザイン、
造作などは固まりました。

最近は、外壁のデザインを
実物のサンプルを並べて検討しています。

Seatpost

いまさらながら
BMC SLXのシートポストについて


BMC SLX以降のシートポストの固定部分は
独特の形状をしています。

個人的には肯定派。
見た目もすっきりしているし、
機能的にもとくに
不満を感じないのですが
否定派な人もいるようです。

使い方次第でしょうね。


と、それはさておき
以前から気になっていたことがあります。
誰も口にしていないようなのですが。


これってOpen - Closeのグラフィックが逆では?
勘違いかしら?

右(Clockwise)に回すとClose
左(Counter-clockwise)に回すとOpenだよね?

アレレ?





乗り始めて3年がたちます。
もう市場にないモデルです。

すごいいまさら感もありますが
ヒトコト言っておこうかな、と。








2011-10-16

Overhaul

ナルシーでオーバーホールしました

私のBMC SLX01は、2009年モデル。
実際には、2008年7月ぐらいに発表され、
私のマシンが納車されたのは
2008年9月ぐらいだったと思う。
(同ショップで第1号だと聞きました。)

丸3年過ぎたことになる。
大した問題なく過ぎてよかった。

以前、週末のみ使っていた頃は
がんがん乗っても
びくともしない感じだった。

今年の春から通勤に使うようになって
1日55kmぐらい、小雨の日もあったりする。
そのような状況の中で、
急速にヘタりが早まった気がする。

特に、チェーンと、タイヤと、バーテープと、、、etc.

チェーンは、どうも抵抗を感じるようになっていた。
(伸びてはいないんだけど。)
いくら脱脂洗浄してやり直しても
オイルがなじまないような感じ。
なんとなく。

* * *

以下、今回の作業メニューのリスト
  • コンチネンタル GP4ks
  • ビットリア ウルトラライト51mm w/シーラント
  • リムテープ(ヘタっていた)
  • フィジーク バーテープ
  • Duraチェーン
  • 純正のシュー、ケーブル類
  • ヤグラ固定ねじ交換 (BMC SLXの専用シートポストに使う。専用品?かどうかともかく、取り寄せ。2本で1050円。まあまあ...)
  • BB、ヘッドのグリスアップ
  • カセットフリー (を内部で固定する) スプリングが破断していた(!)
  • ハブベアリング (R) が破損していた (フルクラムR5 シールドベアリング形式だが、オーバーホール対象となる。そういえば、動きに渋さのようなものを感じ始めていた。)

というわけで、
1週間の「お預け」を経て、
本日帰ってきた。
うれしい。

前回からちょうど半年経っていて
よいタイミングなので、
ガラスコートワックス「Bliss」を
施行しておいた。

来年、とても大きな買い物をするので、
しばらくは自転車関係に大きな投資は出来ないけど、

乗るぞ。

2011-04-10

Spring storms

春が来て、引っ越ししました

私のロードバイクは、、、
荷物が片付くまで、
少しの間ベランダに退避。



新居は実は関戸に(割と)近い。
本来ならば、連光寺でも、
相模湖でも、奥多摩でも
何でもござれである。
でもロングライドに行く時間は、当分なさそう。

そのかわり、通勤で、
BMC SLXを使って走ることにしました。

これまでの自転車通勤は、どちらかというと
気ままにシクロクロスを走らせていたのだけど、
これを機会に、朝と夜の60分を
もっと充実したライディングができるように
意識を持って走る時間とすることにしました。


1週間程度のトライアル走行を終えて

職場までは22km 60min。
数回計測しても、タイムに大きな変動はなかった。
また、電車を乗り継いだ場合とほぼ同じタイムだった。

経路もほぼフィックス。
人見街道を使うことになりそう。
意外と快適かも。ただ久我山の踏切だけは時間がかかる。
(ここはエスケープする道もなさそう。)

とりあえず大きな問題は感じない。
ただ、60分ということは、
積極的に「補給」を考えるべきタイムです。
(別に補給しなくとも走れるが、
オフィスですぐに仕事に向かうため。)

実際、ホントおなかが減る。


メンテナンス関係で

・ガラスコートワックス Bliss施行。
2回/年をメドに継続している

・シーラント導入
長距離通勤の安全性を考えて。
ホイールは、Flucrum R5のまま。
しばらく様子を見て、ホイール交換もそのうち考える。

・Deuter Ultra Ride 6L
これは気に入った。
いわゆるラクダのコブ的な
バックパック。密着感、軽さ、
素晴らしい。
6Lの少量型だが、
割り切って使えば無問題。
これでやっと(?)通勤ライドで
ダンシングができそう。


・バルブキー
仏式バルブのコアを締めたり、
はずしたりできる。
シーラントをいれると
バルブが固着する
傾向があるらしく、
その場合はバルブコアを交換する。

・その他の購入品
あさひ製メンテナンススタンド
(片面のチェーンステー、シートステーに引っ掛けるタイプ)
BCAAタブレット
(オフィスのデスクに置いておくか。)
あとは、新しいライト類、ワイヤーロックなど小物。



2010-12-11

[ride] Tam / Early winter

Early winter...
たまに季節外れに暖かい日あり


子供を託児所に預けてから
ロードに乗り換えて通勤、という日々。

忙しくて時間がないながらも、
できるだけ合間に時間を作って、
週末は2時間ぐらいのコースを
走るように心がけている。

ほんのチョットでも
よい気分転換(&トレーニング)です。

定番コースなので、
ライディングフォームとかコンディションとか
セルフチェックすることもできる。
ホント、たまにはロングライドでもしたいんですが。

いつものコースには、
アップダウン、各勾配の坂、高速ゾーンなどを
一応ひととおり含むようにしています。
ダンシングを数パターン、激坂の登り方、
ダウンヒルのときの重心移動や制動なんかを
一通り確認します。
そんなに速く走れる人ではありませんが、
乗り方と体幹筋の使い方の感覚を失いたくないので...。

あとはあまり無理をせずに、
できるだけマシンから伝わってくる
微細な挙動を楽しむようにしている。
ただ悲しいかな、やはり出力は低下傾向...。


コースの中で
好きなポイントの一つ

住宅地の中で
結構自然を味わえます。
(ヒルクライムも。)




今年は木の葉の「色づき」が
例年よりも鮮やかだと思う。

今日は暖かかったけど、
紅葉はそろそろ見納めかな。

2010-10-23

[ride] Tam / TC Tires changed

多摩の練習用コースを若干変更した。

これまで最後の部分で、

いろは坂→関戸→川崎街道→大丸 と、そのまま走っていたのだけど、

いろは坂→熊野神社前→桜ヶ丘団地→桜ヶ丘公園→米軍多摩ヒルズGC
のヒルトップにでるコース。

この道は交通量も少なく、
わざわざ川崎街道を登るよりも数倍よい。
(オススメ)


■自分メモ
多摩大学をすぎたら、
このおそば屋さんの信号を右折。
ダンシングに丁度よい坂が....。








_______
■メンテメモ
通勤用のシクロクロスの
・タイヤ (Ribmo 28)
・インナーチューブ
・リムテープ
3点一式すべて更新した。

このところ連続でパンクがあった。日々のメンテナンスのルーチンについてはもちろんなのだけど、通勤用マシンとして、パーツの耐久性や、いざというときのダメコンについては常に気にしている。

次はシーラントを考えるかもしれない。アルテグラでチューブレス化という選択肢もありそうだ。(CO2インフレーターだけ携帯し、軽微なパンクは、空気を「継ぎ足し充填」しながら家に帰るという作戦。)

2010-10-02

[ride] Zin > Wad

Route ; 陣馬街道→和田峠
Distance : 100km
Food intake : ゼリーx2、ドリンクx2


貴重な秋の一日
久しぶりに和田峠へ

まだ薄暗い早朝から出発したが、
もうこの時期、朝は少し寒い。

時間の余裕はあまりないので、休憩無し。
補給も、ポケットに入れたゼリー食のみで行くことにした。


路面が割れているところが
いつの間にか綺麗になっている。







和田峠の一番険しい辺り
(この後の左ヘアピン)






山頂で丁度9:00だった。
休まずにリターン。

帰りの下りでは
オーベスト大集団が登ってきた....!

帰宅して11:00ちょい。
所要時間は往路2:25、復路1:50ぐらいかな。

ああ、素晴らしい天候だった。

2010-09-12

GrandPrix4000s / Bliss

ある日のこと。Specializedのシクロで出勤中に「アレ、なんか重いなあ」と思っていたら、フロントがスローパンクしていることに気がついた。

幸い職場の目前だったので、そのまま押して行くことに。ただ、暑くて暑くて、歩き出したとたんに汗がだくだく。ビル街だからなあ。

仕事の合間にチューブを交換。すると絵に描いたようなスネークバイトだった。

その後、夜になって帰宅時に走り始めたら、タイヤのブレーキのセンターがくるってリムと干渉していた。これではタイヤが回転しないので、仕方なくケーブルを支点から外しておいて(=ブレーキを外して)走ることにした...。

基本的に、カンチブレーキって嫌いではない。パーツが少なく、通勤車のようなタフな扱いでも、メンテが少ないのは美点である。ただ、ささいなことでセンターがずれる。

ずれるのはまだ良い。問題は、センターを出すのが(微妙に)面倒くさいのである。しかも、左右調整用のイモネジのスレッドが弱くなっている。大丈夫かなコレ、、? こういうの直せるのだろうか。ちょっと心配になってきた。この頑丈なマシンも、致命的なアキレス腱は5mmのネジのスレッドかも。

ついでに、マシンの各種チェックと整備をしておいた。タイヤのサイドウォールが弱ってきているのでいつでも交換出来るようにRibmo (28mm) を買っておいた。(お気に入りRibmoは2代目。)


(後日談)
前輪左側のイモネジが、とうとう中に入らなくなり、外れたままになった。左右のイモネジで、左右のブレーキのテンションのバランスをとるから、片方だけでも、なんとかブレーキシュウの位置を保っている。ちょっとトホホ。

_____________
■BMC 2011


BMC SLXは2年で廃型となり、2011からカタログから消えるそうだ。やはりAl+Cのハイブリッドは、市場的な説得力がないんだろうな、、、と思う。


個人的には、BMC SLXの縦のソリッドなフィールは大好きである。デザイン・ワークも、この白と黒のコントラストが斬新で好きだ。たった2年で市場から消えるのであれば、このマシンで満足している者としてはちょっと得意げな気分である。

いずれにせよ、いまのBMCの主力はSLR系統や、名車SLCの後継機種となりそうだ。いずれも「しなり」系の高性能マシンであると言われている。

実を言うとBMCの新型の動向にそれほど興味はない。なぜって、いまのBMC SLXの性能やフィールになんの不満もないワケで...。ただまあ、カデル・エヴァンスが黄色のimpecに乗った、あの運命の1日が、impecにとって伝説の1日にならなければよいな、と願うばかりである。

_____________
とまあそんなことを思いつつ、久しぶりに全体的なクリーニングをした。

今回、「チェーンマスター」を使ってみた。これスゴイ便利だ。リアタイヤを外した後、チェーンマスターをセットしておく。すると、チェーンステーの内側とか、細かい場所のクリーニングが楽ちんになる。




使用法として、ギアはトップに入れておく。タイヤを外す場合フロントはインナーに落とすことが多いから、ギアはインナー・トップで使うことになるかな。

その後、ブリス(表面コート剤)を施行。半年に1回ぐらいやっている。ワックス関連はコレ一択だと思っている。

■GrandPrix 4000s

ついでに、タイヤをContinental GrandPrix 4000sに交換した。一番気になる装着の難度は、Pro3Raceの10-20%減ぐらいかな? ほんの気持ちだけラクという程度。ただし私の腕前ではレバー必須。





「WOタイヤで最高峰の性能」と、名にし負うGP4000sである。その乗り心地は如何に?といったところ。確認はまた次回のライドで。


2010-08-14

[ride] Zin > Iri > Izk

Route : 陣馬街道→入山峠→盆堀林道→戸倉
Distance : 100km
Food intake : あんぱん、ゼリー、ドリンクx3


清流の入山峠に行きました。

きっとこの季節、
たっぷりのミストと、
湿った夏草の香りは
素晴らしいだろう、と。


と、思ったら
山の中は「霧」(雲?)
に覆われていました。
ちょっとコワイ。






写真中にかすかに
道路が見えます。





山が霧に覆われているせいか、
空はこのような「真っ白」な
写り方にしかならなかった。
(実際には、雲の内側にいるような感じ)

そうこうしているうちに
山頂に到着。

何もない、
景色は雲で見えない、
湿度が高すぎてさっぱりとしない、、、

そのような場所だけど
仕方ないので
(ぽつんと)岩と苔を見ながら(笑)、
さっさとランチにしました。


北側斜面(盆堀林道)は、
前回来たときよりもガレが少なかった。
(ダート区間を除けば)
とても気持ちの良い区間です。


* * *
備忘メモ

五日市方面から来る場合は、
戸倉のY字路を左折して
すぐ左にある橋を
渡ること。