2019-01-05

Pinarello Prince 2019

Pinarello Prince 2019












ピナレロちゃんが納車しました。長かった!
待った甲斐がありました。
ナルシマのスタッフの方にはこまかい相談に乗っていただき満足です。

ひとまずパシャり。
ここはBMC SLX-01を納車した後に記念撮影した場所と同じですね。(10年以上昔の写真











ポジションはスタッフさんの勧めで1 cmほどハンドルを近くしました。ステムは短いものに交換です。(くぅぅ)
もともと下ハンでダンシングしやすくするために、少し遠くにセッティングしていたのです。そのため少し辛いこともあった...。おかげで少し楽になった気がするので、まあカイゼンかな...。(私の身体測定をしただけで、そこまで見抜いて、調整してくれたのでしょうから、さすがです。)

簡単にデータまとめ
  • T700 12K ハイストレングスカーボン
  • フレーム単体重量は530サイズで960
  • 新型105、R7000系、2600 g
  • ペダルは旧アルテグラを流用、250 g
  • ホイール、WH-9000-C24-TL、1400 g
  • ここまでの重量、5200 g前後




フィーリング&インプレッション
(BMC SLX-01 2007 vs Pinarello Prince 2019)
アルミとカーボンの究極のハイブリッドマシンと、現代風に仕立て上げたカーボンマシンを比較すると、どんなもんだろうか? 前マシンからホイールとタイヤを引き継いでいるので、フレームとコンポについての比較となる。もちろん、すべての性能が底上げなので、単純に言えば「すべてよくなっている」としか言いようがない。ペダルもハンドルも軽いし、加速感も高いし、ロードインフォメーションも質が高いし、強いて言うことはない。

ここまでは客観的にいってアタリマエ(事実)なので、インプレッションでもなんでもない。
その客観的な事実の上で何を感じるか、少し考えてみた。

最初に感じたのは、ほどよく軽くキビキビと進むことを目指したマシンだな、ということ。粘っこい部分とか、バネやしなりのある部分とかは感じない。まだそんなに強く踏んでいないし、Gもかけていない。きつい斜面や風ともご対面もしていない。負荷をかけて深く乗り込んでいけば、何かフツフツと感じることも出てくるだろうけど、いまのところ、軽くて上品なマシンという感じ。ドグマも購入候補として考えたんだけど、これよりも固いグレードのカーボンだったら、私には少し剛性が強すぎたかもしれない。

BMC SLX-01との比較で言えば、SLXは縦にすごくソリッドなので、マシンを左右に振るときに縦の硬さを意識すると面白い。また、斜め方向に微妙に柔らかい角度があって、上半身の使い方によって不思議にしなるのだ。ピナレロちゃんは、どの角度も固くって、どんな角度で踏んでも素直に反応する。そして、アルミニウムほどの硬さはなく、反発は意外と感じない。かといって「しなり」も感じない。
まだそれほどトルクをかけていないからよくわからないが、まあまあ重いギアもクルクル回っている。おそらく、チューブが全体的に力を軽く受け流しながら、動力を伝えている感じもする。(そこに「しなり」以外の何かを感じる。)たぶん最近のカーボンバイクの一般的特性と言って良い特徴だと思う。路面の振動は意外とガッツリあがってくるが、収束性は明らかに勝る。

ハンドル周りはソフトに感じるが単純に105のレバーの剛性のせいかもしれない。そして、体感上の軽さと引き換えに、足への負荷はそれなりにあるようで面白い。

そんなわけで、マシンとのフィーリングの合わせ方を徐々に探っていって、なにを味わせてくれるのか、じっくりと楽しんでいこうと思う。