2021-03-17

Panzer Corps 2(その3)

 Panzer Corps 2攻略、その後のその後

前回からの続き、Panzer Corps 2攻略日記です。まずはスターリングラード戦後の史実をたどりハリコフ戦、そしてクルスク戦へ。


ハリコフ 43

史実ではウラヌス戦の余勢をもってソ連軍がハリコフ奪還に動く。ここで知将マンシュタインは、ハリコフ死守にこだわるヒトラーの命令に背いて、いったん戦術的に退避します。その後、敵の進行ルートを読み切ったところで、背後から攻撃を仕掛けて大勝利をあげます。この戦いでの一連の機動防衛を、マンシュタインの「バックハンドブロー」と言います。

さてゲームでは、ハリコフ近辺に策源地を置いて敵を各個撃破していくパターンとなります。前マップのウラヌス戦がこれまで最高難度だった(いまアルデンヌまで来てます)と思いますが、それと比べれば見どころのないまま終了しました。

このゲームはMBTを機動的に使うと、どうしても集中砲火を受けて損失してしまうので、大胆に動かせない仕様になっていると思う。もちろん包囲網が成立するとガゼン有利になるのだけど、デメリットのほうが多いかな。その関係でいうと、いわゆるロンメル的な機動戦は少々難しそう。今回アフリカ戦はやってないけど。


クルスク

史実では、ハリコフ戦の成功により、(1) クルスク周辺にソ連軍の広大な突出部が形成され、(2) ドイツ軍にとって戦略的な攻勢が行える最後のチャンスが来たとされています。ドイツ側にとっては広大な包囲作戦となりますが、ソ連側には筒抜けで、しかも新型パンターの準備など手間取っているあいだに万全の準備を固められてしまいます。

ドイツ側は、包囲網を形成する上翼担当の部隊と下翼担当の部隊に分かれます。前作DLCでは、上か下かを選択することができたと思います。本作では、1枚の大マップにて、上下両翼をまとめて担当するような形でした。ただし自軍を直接配置するのは南方軍集団、つまり下翼部分です。上翼部分は友軍が配置されています。

前作DLCでは、ひたすらPAKをつぶしながらじわじわ前進したような記憶があります。マップを見たところ、PAKが何重にも構築されているのは西側がメインで、南北からクルスクを目指す本作マップではまさしく平原での戦車戦がメインとなります。PAKつぶしは必要ないかな?

1枚の大マップで、南北両方を見えるようにしたことから、史実の推移が感じられるような面白いマップだと思いました。

北側(中央軍集団の担当)は、南下を試みたいとこですが、すぐ後ろにブリャンスク方面軍が迫っており、いかにも背後を突かれそうなので気になって前進できません。このあとクルスクまで行って撃ち合うのだから、ここで損失は出せません。防戦に徹するが、それも危ういぐらいの状況で推移します。

南側で(南方軍集団の担当)は多少進みやすそうな雰囲気はあるけど、正面に見えるあ敵の数の多さに、しばし様子見です。消耗戦にならないように注意しながらじわじわと動いていると、側面からヴォロネジ方面軍が突っ込んできました。これに対応するため部隊を割いて、正面の進行はストップ。史実でいえばケンプフ軍支隊が西側に動いたタイミングみたいで、面白いです。

北も南もほとんど前進できないまま、それぞれ背後に集中します。圧はかけますが前には出ません。それぞれ落ち着いた段階で攻勢を開始。南ではやはりプロホロフカ近辺で敵の大勢力とぶつかりました。これも史実と同じようなシナリオになっていていますね。ゲームデザインでしょうね。

戦術的には攻撃は航空機にできるだけ担当させて、地上は防戦に徹します。勝てるときでなければ絶対に打って出ません。そのせいか、ターン数はかなりかかりましたが、消耗戦に陥ることなく、このマップもクリアとなりました。(これまで自部隊のユニットの損失は出していません。)

前作DLCだと、このあたりで経験値のたまったティーガーが無双するシーンもあったと思うけど、本作では壁がメインの仕事で、ほとんどといっていいほど活躍させていません。代わりに野砲、スツーカ、歩兵、8.8 cm FlaKあたりはいい感じになってきました。

0 件のコメント:

コメントを投稿