2013-10-16

WH-9000-C24-TL MOU


OHに合わせて
新調したホイールで
2週間ほど走ってみているが、
すこぶる気に入っている。

忘れないように、
自分用にちょっと
スペックをメモしておこう。
あと簡単なインプレも。




Memorandum of Understanding (MOU)
スペックと基本形状についてのメモ

基本的な特徴
フリーハブボディ材質チタン
ハブ軸材質アルミ
リム材質アルミ / カーボンラミネート
リムサイズ 622 × 15C(700C)/:20.8mm/高さフロント21mm、リア 23mm
スポーク本数 フロント:16 本、リア:20
スポーク形状エアロタイプ、2.0-1.8-2.0
推奨タイヤ幅:20 ~ 25mm
対応カセットスプロケット:10/11 スピード
平均重量フロント:630g、リア:824g(合計 1,454g)


ベアリングの基本的なモデリング
上には上があるのだろうが、
私にとってはDAのベアリングは
最高に上品なフィーリングだ。


カップアンドコーンタイプの基本的なモデル図。
(一般的なベアリングとの比較)

フリーハブ
いわゆるラチェットは、「音」によって
ハブの状態をもっとも直接的に感じさせる部分。



これまでのフルクラムのハブは、ガラガラジャラジャラと音がして、うるさかった。(歩行者を威嚇しているみたいですいません、ハイ。)

それと比べるとマイルド。野生な音が普通になったみたいで、ちょっとさびしい。
ただ、音の響き方が、速度やその他の条件によって、結構変わるようだ。この個体のみの問題? グリースの状態(ムラではないと思うけど)のせいのようにも感じるが...。

ハブ軸
これまでのモデルと比べて、軸としては若干太い部類だろうか。
クイックリリースからの圧力の影響を、ハブ軸と分離させている。
また、玉当たり調節を簡単にできるアジャストメント・システムを採用している。




ベアリングのグリースアップをどういうスケジュールでやってみるかは、まだ考え中。

ショップで聞いた所によると、水没させるような使い方をするのでなければ、それほど神経質になる必要はなく、半年~1年ぐらいは余裕だろうとのこと。

となると、ハブのメンテは予想したほどアクティブに自分でやる必要はなく、ショップでのオーバーホールのタイミングを基準に考えればいいのかもしれない。

リム断面
Tubleless仕様のため、当然ながらリム穴はなく、リムテープは不要。
専用のニップル回しが2本、付属していた。



スポーク穴のスレッド部分、タイヤと密着するリム側面のツメ、それからリム外周面の湾曲(くぼみ)形状のイメージ。

タイヤがリムに接する側面(サイドのツメ部分)の形状は(意外と?)TLとCLで変わらず。
ただし、いわゆる「タイヤを落とす」センターのくぼみは結構異なる。TLの方が溝型にしっかりと際立てているようだ。これはタイヤの組付け時において、よく把握しておいた方が良いかもしれない。

 * * *

長期的なメンテナンスの方向性も
ちょっとずつ詰めていく予定。

2013-10-14

BMC SLX-01 -- 6年目のOverhaul


(4+)2 years since last time

久しぶりにオーバーホールに
バイクを出した。
前回は2011年の秋だったから、
2年ぶり。
バイク自体としては
6年目となる。

進化の激しいロードバイク業界。
BMC SLX-01も、
そろそろビンテージと言っていい
ぐらいじゃないだろうか。

しかしこのバイク、
ぜんぜんキレイである。
多少は汚れもついてきたが、
予想よりもはるかに好調な
コンディションをキープしていると思う。

購入当時からガラスコート
Blissを使い続けたのも、
おそらく奏功しているのだろう。
これを使ったのは正解だったと思っている。

Ultegraのコンポーネントにも不調はナシ。
この調子ならば、まだまだ何年も乗れそうだ。

そして、たとえ新製品のバイクが
毎年登場していても、
このバイクの性能に全く不満感はなく
むしろ未だに再発見がある。
まだ味わい尽くしていないなあ、と。

まだだ、まだ終わらんよ。
ってことで。

 * * *

さてOH。この数年は、
車体に特にトラブルもなく
ショップでのカスタム項目は
特になし。

強いて言えば、
フロントブレーキの
シューホルダーの先端が
フロントフォークに接触
「したかもしれない」痕があり
気になっていた。

念のための対応として
フロントブレーキユニットを
組み付けるボルトに、
スペーサーを1枚つけてもらった。

あと、今回はバーテープの
趣向を変えることにした。
これまでは薄くてダイレクト感のあるものを
選んでいたのだが、どうもグリップしにくくて、
ショップのIさんに相談。
「ツルツル・フカフカ系が良いでしょう」
とのおすすめにより
Lizard Skinsをチョイス。

これがナイス!
ギュッと握った感じが手になじむ。
しっかり握るためには
ソリッドかつダイレクトな
方が良いと
勝手に思っていたのだけど、
逆に、フカフカ系の方が
ハンドルを握る手が
ブレないし安定するね。

* * *

もう一つのメインテーマはホイールである。
今回はOHの機会を利用して
ホイールを新調することに決めていた。

ショップのIさんに事情を説明。
(私は、彼の隠れファンなのである。
彼にマシンを組んでもらえる
というだけで満足なのである。)

もともと、Campagnoloの
SciroccoからEurusあたりまで、
Shimano UltegraからDura-aceまで、
その他、予算や性能を含めて、
幅広く想定していて、自分では決めかねていた。

で、ショップで相談、、、

で、最終的に
Dura-Ace WH9000 C24 TLに決定。

OHが完了したら、
新ホイールで組み付けてもらうことにした。

 * * *
Duraホイールで試乗

ということでOH完了。
バイクを受け取った足で、
そのまま試乗をかねて
直近の劇坂へ直行!

モグサ坂とイロハ坂である。


結果は最高である。

現段階で150kmほど走行してみたが、
Tubelessタイヤの特性もだいぶ理解できてきたので、
ホイールの性能を切り分けて
感じることができるようになってきた。

とにかく反応がピュアで、
自分もピュアにしてくれそうなところがある。
否、自分がピュアになれば
その分だけピュアな反応を返してくれるというべきか。

とにかく気持ちいい
きびきびとした
フィーリングがかえってくる。

パリッとした固さという意味での
爽快感ではない。

ややバネのあるフィーリングが
基本にあるのだけど、
前後方向でも、左右方向でも、
芯がはっきりしている。
おそらく私のバイクのような、
やや固めのフレームには相性がいいようだ。